2010年10月09日

運命を決めた日

こんばんは、太陽館の荻原です。

生きていると、毎日毎日、ほとんどの一日が平凡で退屈の一日のように思えるのですが、(本当はそんなことはないのですがそれは別の話として)
人生のターニングポイントというか、ここ一番という日が誰にでもあると思います。

例えば、大学受験の日、その他もろもろの試験の日などはそういう日に当たります。

受かると落ちるとでは全く別の人生になってしまう、そういう分岐点の日というのが誰にでもあるのではないでしょうか。

私にとっては、14歳、将棋プロの養成機関「奨励会」の入会試験の日がその日に当たります。結局プロ棋士にはなれなかったのですが、将棋の世界に入っていなければ妻に知り合うこともなく、結婚もなく、9人の子供も生まれていなかったと思われます。
結婚と将棋の世界に入ったこととは直接的なつながりはないのですが、将棋の世界に入った流れで色々あって妻と知り合うことになったからです。

さらにその運命の日のなかに、運命の一番と思う一局の試験将棋がありました。
その一番を戦った相手は現役プロの先崎学八段http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88%E5%B4%8E%E5%AD%A6です。
長いこと「週刊文春」に毎週コラムを書いているのでご存じの方もいるかもしれません。
彼は天才羽生善治名人と歳は同じですが、少年時代は羽生名人より早く頭角を現していて将来の名人候補の一番手でした。

当時私は先崎少年のことを知る由もなく、5歳年下で9歳という年齢に驚き、こんなガキに負けるわけにはいかないと思ったものです。
実は彼は東北で天才少年ということで名を轟かせていたのですが・・・
少年時の5歳差と言うのはとてつもなく大きいものです。そういう相手とやるのは実にやりにくい。
その歳は11歳の林葉直子さんも受験していたので、彼女と対戦した人も相当やりにくかったでしょう。実際彼女は合格してますので、彼女に敗れて涙をのんだ少年のショックは計り知れないものだったでしょう。
先崎少年との一番は熱戦の後、私は何とか勝利し年長者としての面目を保ちました。
結果的その一番が運命の一番となりました。この一戦に負けていたら私は試験に落ち、将棋界入りはありませんでした。
そして、先崎少年は試験に落ちてしまいましたが、私に勝っていれば入会だったのです。
もし負けていれば私は翌年の試験は受けないつもりでしたし、5歳年下の少年に負けたうトラウマが残り、かなり悲惨な少年時代を送っていたかもしれません。そして、その一局の中にも勝敗を決定づけた運命の一手があるのです。
だった一手のわずか0.数秒の着手が今後の運命の行方を決めてしまうという恐ろしさがありました。

その後、妻と結婚し、9人の子供がいきいきと生活している姿をみると、こうなるのはあらかじめ決められていた筋書きだったとしか思えないのですが、それが偶然の所産と考えてみると、人生なんて夢まぼろしのようだなあとも映画でも見ているような気持ちになります。

これは、私の見解ですが、その先崎少年との一番というのが、私の人生だけでなく、現在の将棋界の勢力構図も変えているのではということです。

その年の受験に失敗した先崎少年は翌年の試験にも落ちてしまったのです。それはかなりの番狂わせでした。
その次の年、3回目の挑戦でようやく奨励会に入会しました。
そしてその翌年の昭和57年にその後のエリート集団を形成する、羽生善治、森内俊之などの後歴代名人が小学6年で入会してきます。
みんな昭和45年生まれ世代です。先崎少年にとって、2年のブランクは大きかったと思います。将棋は若い時にプロに入った方が断然有利ですし、若い時の2年と言うのは非常に伸びる時期なのです。私に勝って入会していたら、間違いなく中学生時にはプロ棋士になっていたでしょう。そうすれば、羽生善治の先を常に進み、いずれは追いつかれたにしても、ここまでの独走は許さなかったと思うのです。先崎君が奨励会に入会してからは、私は入会試験のリベンジはきっちり果たされました。奨励会での対局では確か私が負け越しているはずです。
彼は今、エンターテナー型の棋士としてそれなりの地位を築いていますが、あの2年のブランクで棋歴を大きく損ねてしまったような気がします。

20歳で将棋の世界を去り、常に勝つことのみを考えていた生活と、スリリングな勝負の緊張感から遠ざかりました。

今は、今日一日を楽しく、精一杯生きることにしています。自分に与えられた一日は今日だけである。
今日の一日を愛そう。昨日はない。明日もない。連続している毎日はない。不連続の連続だ。
神は今日を生きる者に微笑む。幸せとは今を生きることだ。清らかに美しく生きよう。


☆..*∵☆.∵☆..*∵☆∵☆..*∵☆..* ∵☆..*∵☆*∵☆..*∵☆..*☆..*☆
今日の言葉
「野に咲く花の名前は知らない だけども野に咲く花が好き・・・」
寺山修二「戦争は知らない」より
☆..*∵☆.∵☆..*∵☆∵☆..*∵☆..* ∵☆..*∵☆*∵☆..*∵☆..*☆..*☆



★☆★☆★★☆★☆★★☆★☆★★☆★☆★★☆★☆★★☆★
自分自身の運命を詳密に知りたい方はやはり紫微斗数です。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

※総合鑑定キャンペーン価格継続中です。10000円⇒5000円

http://taiyoukan.0ch.biz/reference/kantei/sformmail.html

ブログランキングご協力お願いします。

人気ブログランキングへ
posted by あさひ at 01:41| Comment(0) | 若かりし日のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント